英語ができなきゃ海外との仕事はできない?理系職と英語力

こんにちは、鈴木あきこです。

 

実は、理系の研究職や技術職に携わる人の多くが関わる可能性が高い、英語。

 

学生時代もおなじみの論文の読み書きはもちろん、海外工場とのメールのやり取りやテレビ会議、海外出張や海外からの出張者対応などの機会もありえます。

 

TOEICやTOEFLの点数があれば自信を持ってPRできますが、全然しゃべれない、論文読むのも書くのも苦手…という人はどうすればいいでしょうか。

 

英語ができなくてもなんとかなる、かも!

英語は、できた方がいいのは間違いありません。ただ、できないからといって諦める必要もありません。

 

たしかに、海外の企業や顧客との交渉ごとなどは、高度なビジネス英語が必要です。失礼があってはいけませんし、齟齬がないようにしっかりとした言葉遣いが求められます。

 

しかし、研究や生産の現場では、まずは最低限通じればなんとかなるケースが多いです。文法がちぐはぐでも、シチュエーションから推測して理解できればOKだし、翻訳ツールもあります(今後さらに便利になるでしょう!)。専門用語はしっかりと押さえておく必要がありますが、論文でよく見かける単語や日本語の用語の由来になっている単語もあり、学校の単語テストのようにシビアに暗記しなくても入ってきやすいはずです。

 

対面でのコミュニケーションならば、言葉が通じなくてもボディランゲージや絵を描いて伝えることもできます。

 

TOEICの点数よりも必要なもの

高度なビジネス英語や豊富な単語よりも必要なのは、度胸と理解力、そして笑顔です。

 

根性論になってしまいますが、育ってきた環境、年齢、文化が異なる人とも怖気付かずにコミュニケーションを取ろうとする度胸があれば、相手も推察しながら聞いてくれ、また、こちらが理解できるように工夫してしゃべってくれることが多いのではないでしょうか。

 

これは個人的な親切心だけでなく、仕事を完遂しなければならないので、そうせざるを得ないという事情もあります。

 

また、どんな目的を共有していて、今何をしなければならないか、現場の状況はどんな感じか…など、言葉だけでなく周囲の状況も総合して理解できることも大切です。ひとつの単語を知らなくても、意味や状況を説明すれば通じますし、言い換えや質問をするためにも理解力は必要不可欠です。

 

そして笑顔。笑顔で何もかもが片付くわけではありませんが、言葉がスムーズに話せない上に仏頂面なんて、コミュニケーション取る気が感じられなくて、とっても失礼だと思いませんか…?相手先の文化次第でもありますが、一緒に仕事をする人と笑顔で挨拶して悪く取られるケースはないはず。

 

完璧じゃなくてもいい、慣れておこう!

理系学部であれば、研究室に留学生の人がいたり、海外の人も来るような学会に参加したり、あるいは海外旅行やアルバイト、ボランティアでの異文化交流など、体感できる機会が多いと思います。

 

TOEICや論文の読み書きももちろん大切ですが、それだけで安心せず、また、それらが苦手であっても悲観せず、不完全な英語でも、身振り手振り絵も交えてでもコミュニケーションを取るという体験をしてみましょう。

 

もちろん、英語以外の言語にも同じことが言えます。完璧にマスターできなくても大丈夫。分野的に関係が深そうな国、言語があったら、学生時代に少しでも触れてみてくださいね。

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