進学か?就職か?進路を決める時に大切なこと

こんにちは、鈴木あきこです。

 

理系の学生さんの進路の悩みに多いのが

 

「大学院に進学すべきか、学士卒で就職すべきか」というもの。

 

今回はこれについて考えてみたいと思います。

 

まず、どうしても進学したい、あるいは就職したい、という考えがある方は、それに従って進路を決めるのがベストです。

 

ぜひ自分の考えに自信を持ってください!

 

今はまだ決まっていない方、迷っている方には、どうか自分で考えて自分で決めてもらいたい。「周りが進学するから」、「親が就職しろって言うから」、「理系なら進学するべきだから」…そんな風に決めないで欲しいのです。

 


メリット、デメリットを天秤にかけてみる


大学院に進学する場合のメリットは何でしょうか。

 

例えば、こんなことが考えられます。

・興味のある研究活動にしっかり取り組める

・就職の際に選択肢が増える

・生涯年収が上がる

 

一方で、デメリットは何があるでしょうか。

・学費がかかる

・浪人、留年などをしている場合、就職の際の年齢が上がり過ぎて不利になる

 

学士卒で就職するメリットはこんなことが考えられます。

・学費がかからない、むしろ稼げる

・早くからビジネススキルを養える

 

一方、学士卒で就職するデメリットはこんな感じ。

・大きな研究実績を残しにくい、取り組める内容に限界がある

・学士卒だと就けない職種がある、昇給・昇進に限界がある

 

思いついたもの、聞いたことがあることを挙げてみました。

しかし、どれもふわふわして決め手に欠けるし、本当にそうなの?と疑問が湧くものもありませんか?

 

例えば、修士卒の方が生涯年収が高いのは、あくまで終身雇用・年功序列の仕組みの元での話。今後はどんどん変わっていく可能性が高く、個人の能力次第という側面が強まるでしょう。

 

「学士卒だと昇給や昇進に限界がある」という点も同様です。一度退職して大学院に入学しなおすこともできますし、働きながら博士号を取ることもできます。社会人を経験したからこそ取り組める問題、持てる視点もあるでしょう。

 

また、学歴云々はさておき、昇給が見込めなければ別の会社に転職するのが当たり前、という業界もあります。

 


今までの普通は、これからも普通?


ここ最近の10年間を見ても、老舗で経営が安定していると信じられていた大企業が経営破綻したり、業界の中でも弱小と言われていた企業がヒットを飛ばして大きく伸びたり、ブラックと言われていた企業の先進的な働き方が注目されたりしています。

 

社会情勢は目まぐるしく変化し、それに伴い働き方やキャリアの築き方も変化しています。

 

ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏の著書「WORK SHIFT」でも、これまでのように両親の働き方が自分の将来の参考になるとは限らないし、自分の働き方が自分の子供のお手本になるとも限らない、自ら主体的に未来を築こう、ということが述べられています。

 

過去の前例から考えて「この進路選択が普通、常識的」という考え方は、もはや過去の遺産になりつつあるのではないでしょうか。

 


自分が送りたいのは、どんな人生?


だからこそ、「大学院に進学すべきか、学士卒で就職すべきか」というターニングポイントにおいては、自分で考えて、自分で決めるべきだと思うのです。

 

誰にも相談するな、一から十まで一人で考えろという訳ではありません。

他の人に相談し、意見を聞いてみるのはいいのですが、自分がどんな人生を送りたいのか、そのために今選択するべき道はどれなのか、最終的な決断は自分ですること。

 

大げさに聞こえるかもしれませんが、「今までの普通」が通用せず、変化の大きな世の中において、「自分が送りたいと思う人生設計を自分で考えて、自分で決めて、自分でつくる力」が、何よりも大切なのではないかと思います。

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