こんにちは!
私は先日、森美術館で開催されている「建築の日本展」に行ってきたので、その様子をレポートします。
調べてみた
「建築の日本展」とは?
2018.4.25(水)~ 9.17(月)森美術館で開催中の「建築の日本展」では古代から現代につながる日本建築の技術、思想などをについて考えることができます。
建築の写真や模型、図面などのほかにもインスタレーションなどといった建築を体験できる展示があります。
行ってきた
森美術館は六本木ヒルズの森タワーの53階にあります。
東京メトロ日比谷線の六本木駅から直結しています。駅の表示に従って進むとすぐにつきました。
夏休みということもあって人が多く特に親子連れの人が多かったです。この日の最高気温は34℃。それにしても暑い…
エスカレーターを上るとビルの横に巨大な彫刻が…
ビルに沿って彫刻のある方向に(左手の方向に)進んでいくと、入り口が見えてきます。
ここから中に入り、3階でチケットを買います。
森タワー52階の森アーツセンターギャラリーでは「少年ジャンプ展」が開催中でこちらに来る人が多く、行列ができていました。
入館料(大学生)は1200円でした。リピーター割のほか、三角スケールを持参すると「三スケ割」というのもあるようです。
3階から52階までエレベーターで一気にのぼります。52階の森美術館にはエスカレーターで上ります。リュックはロッカーに預けなければなりません。(100円は返ってきました。)
今回は写真撮影が可能な作品があったのでその写真もあわせて中の様子を紹介します。
北川原温《ミラノ国際博覧会2015日本館木組インフィニティ》
この展示のために組み立てている様子がビデオで見られるようになってました。釘などは一切使われていません。
日本で発展してきた木造建築の技術と世界的な建築家による最新のプロジェクトを模型や写真などを使って紹介されていました。伝統的な技術が現代の建築にも生かされていることを実感。
個人的には木と透明な素材を使って木組の構造を見せた展示が面白いと思いました。(これは写真にとることができませんでした。)
待庵
これは「待庵」の実物大模型です。
待庵とは千利休が作ったとされる唯一現存している茶室です。実物は京都の山崎にあり、国宝に指定されているもので中に入れませんが、この模型には入ることができます!
外から見るだけなら並ばなくてもよかったのですが、せっかく来たので中に入るために列に並びました。反対側は外が見えており、順番を待ちながら、景色を楽しむことができます。
靴を脱いで躙(にじ)り口から入ると、広さ2 畳ですが、なんか落ち着きます。
……まだ、長くいたいですがほかの人もいるので次へ行きます。
齋藤精一+ライゾマティクス・アーキテクチャー《パワー・オブ・スケール》
私にとって一番印象に残ったのはこの展示です。
近未来的な音楽が入る前から聞こえてきます。映像と光る線を使って人体を基準とした単位「スケール」を表現しています。
出てくる部屋、建物は実寸大。とても迫力があります。
こちらの写真は中銀カプセルタワーです。
黒川紀章氏によって設計され、1979年に建築されました。後で調べたところ、今も住居として使われているようです。
このほか電話ボックスや東日本大震災の時の避難所の段ボールの仕切りや江戸時代の茶室、「同潤会アパート」(1926)などが出てきました。
ブックラウンジ
椅子に座って本棚の本を読むことができます。
ついつい長居してしまいそうです…
展示室を出るとミュージアムショップがあり、建築の日本展のグッズや書籍などが販売されていました。ポストカードやTシャツ、図録などのほか三角スケールも売ってありました。
企画展のチケットでMAMコレクション007、MAMスクリーン008、MAMプロジェクト025を見ることができます。現代アートですが「これは何をあらわしているのだろう?」と考えさせられました。きっと見る人次第だろうと思います。
52階にはカフェとレストランがあります。カフェでは少年ジャンプ展に合わせたメニューがありました。おいしそうでしたが、高かったので入りませんでした…
ミュージアムショップは3階にもあり、草間彌生などの現代美術の作家のグッズが売ってあります。いろいろほしかったですが高くて買えませんでした…
感想
今回の展覧会は日本の建築をまさに体感できるものとなっていました。入館料は高いですが、たくさんの建築を一度に見て、知ることができる充実した展示だったと思います。
実際の建築も見に行きたくなりました。建築は調べてみると奥が深く、もっと知りたいと思います。
おまけ
六本木ヒルズの周辺はパブリックアートも点在し、探して回るのも楽しいです。
ロン・アラッド/エバーグリーン?
ジャン=ミシェル・オトニエル/ Kin No Kokoro
アンドレア・ブランジ/アーチ
イザ・ゲンツケン/薔薇
是非、六本木ヒルズにアートを楽しみに行ってみてください!