時間や体力に余裕が生まれる時期にこそ、身につけておきたい習慣3選

朝習慣の写真

ジャンルは何でも、図書館や電子書籍も活用しよう 読書をしよう

読書

 

「読むテクニック」は仕事の基本

 

三つ目は読書。最近は年齢を問わず、読書をする人も時間も減ってきているようですが、皆さんにはぜひ少しでも読む習慣を身につけて欲しいなと思います。なぜなら、「読むテクニック」は多くの仕事で基本になる技術だから。

 

書籍として本屋さんに売っているものでなくても、仕事において書類や資料を読んで必要な情報を得たり、テキストでのコミュニケーションを取ったりすることは、仕事においてゼロにはなかなかなりません。

 

むしろ、今後リモートワークやフレックスタイムでの勤務が普及すると、テキストベースのコミュニケーションは増える可能性も。そうなると、「ある程度の分量の文章を読む」、「文章の意図を正確に理解する」という「読むテクニック」が重要なんです。

 

未知との遭遇が、考えや言葉の幅を広げる

 

読むテクニックを磨くだけなら、インターネットのニュース記事やコラムでもいいじゃないか、と思うかもしれませんが、それでもやっぱり本を読んで欲しい。なぜなら、本には余分な情報もたくさん詰まっていて、それによって「思いもよらない情報と出会う」ことができるからです。

 

就職活動を前にした学生さんから、「言いたいことをうまく言葉にできない」という悩みを聞くことがあります。緊張して混乱しているケースもあるのですが、中には本当に「言いたいことを表現する方法を知らない」というケースも。頭の中にもやもやとした考えはあるのだけれど、それをどう表現したらいいのかがわからないんですね。

 

こちらが質問をして、「それはこういうこと?」と確認していくと形が見えてくるのですが、面接などでとっさに答えるのは難しいし、面接官もそこまで親切に確認はしてくれず、結局何も伝えられないまま終わってしまう…

 

本を読んでいると、自分では思いつきもしない表現に遭遇したり、考えもしなかった思想に出会うことがあります。これらの蓄積によって、語彙、語法、言語表現はもちろん、思考の幅も広がります。自分が言いたいことに形を与えることができるようになります。

 

ただ、これは一朝一夕にマスターできるものではありません。就職活動で困ったから、数日の間猛烈に読書すればいいというものではないのです。習慣が効くことだからこそ、今から始めてもらいたいと思います。

 

ジャンルは何でも好きなものでOK、雑食でいこう

 

読書習慣がない人にとっては、いざ本を読めと言われても何を読めばいいかわからないかもしれません。そんな時は、ぜひ次の視点から本を探してみてください。

 

好きなもの(マンガ、ゲーム、ファッション、音楽などなど)に関連するもの

歴史マンガが好きなら同時代を扱った歴史小説、パンクが好きならピストルズのルポタージュや当時のカルチャーを題材にした小説、好きな芸能人がおすすめしている本、など。

 

大きな本屋さんや図書館で探す

好きなテーマの本でも、文章が難しかったり量が多かったりして読みにくいと挫折してしまいます。立ち読みができると読みやすい本と出会えやすいです。

また、検索機を活用できる、司書さんに探してもらえるというメリットも。図書館なら無料で借りられるので、もし読みきれなくてもおサイフが痛むこともありません。

 

まずはジャンルにこだわらない

小説、エッセイ、ノンフィクション、ビジネス書、専門書、マンガ…本には様々なジャンルがありますが、あまりこだわらずに興味のあるもの、楽しく読めそうなものを探しましょう。

読むことに慣れてくれば、苦手に思っていたジャンルの本も読めるようになってきます。まずはハードルが低いところから始めましょう。

 

本はお金がかかるもの、というイメージがあるかもしれませんが、古本屋さんなら文庫本が数百円から、図書館なら無料で借りられます。

ある程度自分の好みの傾向がわかって来たら、電子書籍に挑戦してみてもよいでしょう。電子書籍だとバーゲンセールをやっていることも多く、それほど大きな負担にならずにたくさんの本を買うこともできます。

 

上手に活用して、ぜひ読むテクニックを身につけ、思考と言葉の幅を広げてくださいね。

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