大学生のテスト対策は高校時代と何が違う?抑えるべきポイントは3つ

テスト勉強

こんにちは、鈴木あきこです。

日々の生活が落ち着いてきた頃に次にやってくるのはテスト期間!大学でのテストと高校時代までのテストには、いろいろと勝手が違うことがあります。

 

初めてのテスト期間に臨む方へ、そして過去にテストで失敗してしまった方へ、テスト期間に向けた準備のススメをお伝えします。

 

講義ごとの傾向と対策を立てよう!

 

考える

 

テストの形式、条件をしっかり確認しよう

高校時代のテストと言えば、「決まった範囲の理解度を確認するために、問題を解くもの」がほとんどだったのではないでしょうか。しかし、大学のテストにはいろいろな種類、形式があります。

 

例えば…

・高校時代と同じような問題を解くペーパーテスト

・自分で考えたことを書く小論文形式

・講義中のプレゼンテーションやレポートがテスト代わり

・小テストとレポートなどの組み合わせ

 

また、高校時代まではテストで使っていいのは筆記用具と時計くらいだったと思いますが、大学では「持ち込み可」のテストもあります。教科書やレジュメなど授業で使ったものを持ち込んでいいケース、自分で作ったノートのみ持ち込み可能なケースなど、持ち込んでいいものに指定があることもあります。

教科書を持ち込めばいいや、と油断していて、自作ノートしか持ち込めないことを見落としていると、いざテスト当日に持ち込めるものがない!という悲劇的な事態に陥ってしまいます。

 

まずは「テストがどんな形式で行われるのか?使っていいもの、条件は何か?」をしっかりと確認するようにしましょう。

 

何はともあれ過去問集め!

「過去問」というと、大学受験の時に初めてお世話になった人が多いかもしれませんね。高校時代の定期テストではあまり登場しなかったかもしれない過去問ですが、大学のテストではかなりのキーアイテムです。

毎年行われている授業の場合、先生が大切だと思っているポイント、理解しておいてほしいポイントは、年度によって大きくブレることはありません。そのままの問題が出ることはなくても、要点を理解して、傾向と対策を立てるために大いに役立ちます。

 

有名大学、人数の多い学部などでは、大学とは無関係な業者が「過去問集」を出しているケースもあるようです。

しかし、それがなければ人脈をフル活用するのが手っ取り早いはず。部活動やサークルによっては、代々受け継がれた過去問集があって、同じ学部・学科の後輩に受け継いでいることも。そんなツテのある同級生や、先輩たちにお願いしてみましょう。アナログな方法ですが、多くの人が毎年やっているので、結構気軽に協力してくれることが多いはずです。

蛇足ですが、今年のテストが終わったら、問題用紙や集めた過去問は捨てずに取っておきましょう。来年の後輩たちの資産になります!

 

ノートは揃ってる?早めの確認が楽チンへの近道

 

ノート

 

テストの形式や過去問が集まれば、事前にどんなテスト勉強をすればいいのかが明確になりますよね。実際に過去問や似たような問題を解いてみたり、授業内容や教科書の範囲をおさらいしたり…対策はいろいろな方法がありますが、その中でもノートに関して早めにやっておきたいことがあります。

 

それは、何人かでノートを突き合わせて漏れを確認すること。

 

人それぞれ、ノートの取り方には差があり、それぞれ工夫があると思います。板書をしっかり書き写している人もいれば、先生が口頭で言った雑談をメモしている人、先生が推奨する文献や資料を読んでみた人、などなど。何人かでノートを回して、自分のノートに抜けていることがないか確認し、授業の流れや要点を再確認しましょう。

 

これにはある程度の時間がかかります。ひとりだけでできることではないし、受講している講義数が多い人もいるでしょう。遅くてもテストの2週間前までに済ませておけると安心ですね。

 

時間は自分で作るもの!スケジューリングが肝心

 

スケジュール

 

高校時代までの定期テストでは、本番前の1週間は部活動がお休みになった人も多いのではないでしょうか。大会などの行事も、あまりテスト期間にかぶらないように設定されていたかもしれません。

 

ある程度、テスト勉強に集中できるような配慮がなされていたのが高校時代ですが、大学ではそのような配慮があることは珍しいはず。部活動やサークル活動のような、学内での活動でもそうなのです。ましてバイトのシフトは放っておくとテスト期間なんて無関係に組まれてしまいます。自分で時間を作らないと、テスト勉強に集中して取り組むことはできないのが大学生です。

 

テスト勉強のための時間を確保するコツは次の3つ!

 

①テスト勉強を「ひとりでできること」と「誰かと一緒にやること」とに分ける

過去問を集めたり、ノートの点検をしたりするのは、「誰かと一緒にやること」。短い時間であっても、先輩や友達と時間を合わせる必要がありますよね。相手の都合も考えなくてはならない「誰かと一緒にやること」は、なるべく早いうちからお願いしたり予定を合わせたり、動いておくことが大切です。

 

一方で、ノートや教科書を見返したり、問題を解いたり、レポートを書いたりするのは「ひとりでできること」。これらは、テスト勉強以外の、アルバイトや部活動などの予定も合わせて優先順位を決め、時間を確保していきましょう。

 

②シフト調整のお願いは早めに

アルバイトをしている人は、シフト調整をお願いしないといけないこともあるかもしれません。もともと入れると言っていたシフトを変えてもらう場合、シフトを組む人にとっては代わりの人を探してお願いするという仕事が、代わりに入る人にとってはスケジュール調整をする手間が、余分にかかります。そして、これはシフトの直前になればなるほど、大変さが増します。

 

直前のシフト変更を頻繁にお願いしていると、バイト先での信頼を失って居づらくなってしまったり、シフトに入れてもらえなくなったりするなど、自分にとっても損な結果につながる可能性も。シフトを調整してもらう、変更してもらう必要がある場合は、できるだけ早めに言うようにするのが、誰に対してもかける手間や迷惑を最低限に抑えるために重要です。

 

③隙間時間を活用しよう

講義や部活、バイト、友達や恋人と過ごす時間、趣味のための時間…大学生の日常は結構忙しいものですよね。まとまった勉強時間を確保するのがなかなか難しい人もいると思います。

 

そんな人は、ぜひ自分の生活の中の隙間時間を探してみてください。通学やバイトへの移動などで電車に乗っている時間、講義と講義の間の空きコマ、部活やバイトが始まるまでの時間、夜家に帰ってから寝るまでの時間、週末…改めて探すと、意外とちょこちょこと時間はあるものです。

 

しっかりとまとまったレポートは書けなくても、アイディアを考え、キーワードをスマホなどにメモしておくことはできます。問題を解くことはできなくても、教科書やノート、過去問を読むことはできます。

 

1回にできることはほんの少しでも、下地を作ることができていれば、まとまった時間ができた時にスムーズに勉強に集中しやすいんです。レポートも、あらかじめキーワードや構成があれば、それに沿って文章を作っていけばいいだけ。まっさらな状態から始めるよりハードルが下がりますよ。

 

 

このような時間を確保するためのコツは、テスト勉強以外のことにも役に立ちます。社会人になってからも、仕事を効率良く進め、プライベートの時間を充実させるためには時間管理が不可欠です。

 

テスト対策は、備えあれば憂いなし!準備万端、余裕をもっていどめるように祈っています!

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