ヤル気に振り回されるな!②

こんにちは、鈴木あきこです。

 

ここでは、理系の修士卒、人材会社からフリーランス、新卒就活から約10年を経た私が、就活の時にこうしておけばよかったなー、と思うことをお伝えしていきます。

 

前回に引き続き、「ヤル気」をテーマにお送りします。

 

前回は、私の学部生時代の就職活動の経験を踏まえ、「忙しくて新しいことを始めるヤル気が起きない」という場合の対処法をご紹介しました。

 

今回は、修士課程の時の就活で直面した、「選択肢が広すぎてヤル気が起きない」のお話。

 


途方に暮れてヤル気が出ない


修士課程の時の就活では、私はメーカーの研究職を目指して活動をしていました。

 

ところが、研究職の募集・選考が終了した時期に、私はひとつも内定をもらえていませんでした。応募していた企業の全てに落ちてしまい、いわゆる「持ち駒がない」状況になったのです。時期的に研究職の募集はなく、総合職や営業職など、これまで検討すらしてこなかった職種にも応募しなくてはなりません。

 

ここで来たのです、「選択肢が広すぎてヤル気が出ない」が。

 

世の中にはたくさんの企業、たくさんの仕事があります。目指していた研究職への道が閉ざされたように思えた時、他に何を目指せばいいのかわからず、途方に暮れてしまいました。

 

引きずられるように研究に対する意欲も薄れ、燃え尽き症候群のようになってしまいました。

 


ヤル気に頼らず、選択肢を狭める


この時も、無理にヤル気を起こそうとせず、「選択肢を狭めること」を念頭に置いて、次のように乗り切りました。

 

「やりたいと思えることがない」とか「明確な目標がもてない」と悩む時にも参考になるのではないでしょうか。

 

 

①小さいことをルーティーンにする

毎日、今日は何をしようかイチから考えていると途方に暮れてしまいます。前回ご紹介したように、ハードルの低いことから始め、それをルーティーンにします。

 

新しい論文をチェックする、1件エントリーする、実験に使う道具を作り、溶媒の精製をする…ついでに、エントリーした企業のことや業界のことを調べ、興味がもてるかどうか様子をみてみます。ついでに、次の実験方針を考え、先生や先輩とディスカッションし、実験もしてみます。

 

深く考えずにできることをやりながら、ついでついでで本当にやるべきことに取り掛かり、進めていくうちに目標がみつかり、ヤル気が起きればいいな、という作戦です。

 

 

②予定をひとつ入れてみる

就活イベントや研究関係のことだけでなく、遊びでもよいのですが、この日は空けなければならない、という予定を組みます。そうすると、そこから逆算して、いつまでに何をしなければならないか、その後に何をすべきかがわかります。

 

私は、自由参加できる合同説明会に参加して、当日までに話を聞きたい企業に目星を付け、少しでも気になった企業は参加後にエントリーするようにしました。出会いは偶然でも、調べなければならない状況になれば知れるし、それで興味が持てて目標ができるかもしれない!と思っていました。

 

 

③人に助けてもらう

就活や研究に関係ない予定を入れたい時は、前向きな言葉で話す人とごはんを食べに行きます。単純に楽しい時間を過ごせて気分転換になりますし、なんとなくプラス思考がうつり、物事のいい面に気づけるようになりました。

 

すると、企業や仕事にも興味が湧き、選考の時に聞いてみたいこと、知りたいことが思いつくようになりました。

 

また、前向きな友人の話し方を、面接などで話す際の参考にさせてもらうこともありました。

 

 

 

社会人になってから特に強く思うことですが、ヤル気が出ないからやらない、というのは自分も周囲も困ることなのです。

 

就活であれば、応募すれば受かるか落ちるかは五分五分ですが、応募しなければ受かることはありません。仕事であれば、何か進めれば上司や先輩、お客様からの反応があり、次の一手が決まりますが、何もしなければ何も進まないまま時間だけが過ぎていきます。

 

ヤル気をもって取り組めればベストですが、もしもヤル気が出なくても物事を前に進められるようにすることが大切です。

 

 

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