忙しさに翻弄されないようにするために ②当たり前でもガマンをやめる

こんにちは、鈴木あきこです。

前回は、自分のキャパシティに合った環境を作るために、やらないことを決めるのも大切だ、というお話をしました。今回は具体例を交えつつ、どんなふうにやらないことを決めればいいのかをお伝えしていきます。

 

私が就職活動の頃からやめていることは次の三つです。

◆ファンデーションを使うこと

◆日常的にネイルアートをすること

◆生理痛をガマンすること

 

なぜこれらをやめているのか、説明していきます。

 

ファンデーションをなぜやめた?

私は結構ズボラな性格で、お化粧直しやクレンジングを毎日しっかりやるのが面倒くさいんです。日中バタバタと移動していると、きれいにお化粧直しができないのも嫌だし、夜疲れて帰ってきたら、最小限のスキンケアで眠りにつきたい。そこで、お化粧崩れしやすく、毛穴の汚れになりそうなファンデーションをやめました。

ファンデーションをやめる

最初は休日だけ、お肌のアラを隠せてUVカットもできる高機能の下地と、日中も持ち歩くパウダーだけ、他のポイントメイクはいつも通りで過ごしてみました。

すると、意外と気にならないし、友人も気づかない。私は就活のために北海道から東京に出てきていたので、コスメグッズが減ると荷物も減ってラッキーでした。ファンデーション分のお金で、素肌を整えるための基礎化粧品をランクアップさせることもできて一石二鳥。ファンデーションなくていいな、と判断したのです。スキンケアやメイクの時間を節約できたし、お化粧崩れを気にしてやきもきすることもなくなりました。

 

ネイルアートは特別なものに

アセトンなどの有機溶媒(除光液にも含まれ、マニキュアを溶かすもの)を使う実験をしていたので、もともと毎日マニキュアはできませんでした。社会人になってからはジェルネイルも試してみましたが、いくら硬くて丈夫とはいえ、料理や掃除などで欠けてしまいます。落としたり変えたりするにも時間がかかるので、日常的にネイルアートをするのはやめました。

ネイルアート

ただ、今でも友人の結婚式の時や旅行に行く時など、特別な時にはサロンできれいに塗ってもらいます。日常的なネイルアートはやめてしまったけれど、おかげで特別な時に気分を上げるためのものになりました。

 

生理痛だってガマンしない!

女性同士でも個人差が大きく、理解し合うのが難しいのが生理痛。私は痛み止めを飲まなくてもガマンできる程度でしたが、排卵期にも痛みがあり、イライラやゆううつも強く、快調なのは1ヶ月のうち1週間くらいという状況でした。就活時期はただでさえ精神的な負担も大きいのでさらに不安定になりやすいのが悩みでした。

婦人科

婦人科で相談したところ、OC(Oral Contraceptives、低用量ピルとも)を使うことを提案されました。最近では、元女子サッカー日本代表の澤穂希さんが現役時代に活用していたと報道された薬です。

 

体内の女性ホルモンの量をコントロールすることで排卵を抑え、生理を軽くし、イライラやゆううつを抑える効果があるとのことで、試してみることにしました。

自分の体質に合うものを見つけるまでに苦労もありましたが、合う薬を使うようになってからは、毎日を快適に過ごせるようになりました。痛みをガマンする必要もないし、痛み止めのせいで胃が荒れることもありません。イライラやゆううつに振り回されることもなくなりました。定期的に通院しなければならないのは面倒ですが、ついでにガン検診なども定期的に受けられるのでよしとしました。

 

当たり前のガマンをやめて得られるもの

例示した三つのことは、多くの女性にとって「やるのが当たり前」と考えていることなのではないでしょうか。しかし、私は小さいながらも不快や不便を感じていました。どうやったらやめられるかを考えてみると、意外とやめても大丈夫だった。いざやめてみると、思っていたより大きなゆとりが生まれ、就活にしっかり取り組むためのキャパシティがあいたように思います。

 

本当に取り組みたいことに全力を尽くすためには、当たり前だからと見逃しているガマンや小さな不快、不便をやめてみる。自分が実力を発揮しやすい環境をつくるための第一歩になるかもしれません。

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