こんにちは、鈴木あきこです。
ここでは、理系の修士卒、人材会社からフリーランス、新卒就活から約10年を経た私が、就活の時にこうしておけばよかったなー、と思うことをお伝えしていきます。
今回と次回は「ヤル気」をテーマにお送りします。
私は、学部生と修士過程のそれぞれで、就職活動をしました(学部生の時は本当にちょっぴりでしたが…詳しくは後述)。どちらのタイミングでも、一番苦労したのはヤル気が出ない時にどうしたらいいか、ということでした。
そこで、当時を振り返り、「ヤル気」との付き合い方について考えてみたいと思います。
忙しくてヤル気が出ない
学部生時代の就活で直面した、「ヤル気が出ない…」の原因は、忙しさでした。
当時は大学院に進学することを8割がた決めていましたが、練習のつもりで就職活動もしてみて、もしいい会社とご縁があったら就職してみてもいいかな、という軽い気持ちで臨みました。
ところが、講義やテスト、学生実験のレポート、また、部活動やサークル活動でもやりたいこと、やらなくてはならないことがたくさんありました。
大学院に進学するなら、手を抜かずにやっておいた方がいいと思うことも多く、結局、就職活動についてはあまりヤル気が出ず、申し込んだ合同説明会をキャンセルしてしまったことも…いくつか個別説明会にも参加してみましたが、選考には進めず、練習にもならないまま就職活動はやめてしまいました。
当時の私にとっては就職活動の優先順位が低く、また就職活動以外のことでキャパシティがいっぱいいっぱいだったのだと反省しています。
ヤル気は待っていても起きない、起こせない
このように、「忙しくてさらに新しいことを始めるヤル気が出ない」という場面、就職活動に限らず、皆さんも身に覚えがあるのではないでしょうか。
私も、この時だけでなく、社会人になってからも度々遭遇していますが、ここで重要なのは「ヤル気を起こそうとしないこと」だと思っています。
もちろん、こうすればヤル気が起こる!という「ヤル気スイッチ」があり、自在にヤル気を起こすことができ、ヤル気満々で取り組むことができれば最高です。ですが、私にはそんな「ヤル気スイッチ」はなく、ヤル気を起こすのは大変ですし、必ず起きるとも限りません。
そこで、ヤル気は起きないことを前提に、小さくても行動を始め、少しずつでも事態を先に進められるように心がけています。
私なりに学んだ対処法は次の3つです。
①優先順位を見直し、やめられることはやめる
まずはこれです。
忙しいにもかかわらず、「やってみようかな」と思いついたことは、それなりに興味があり、必要性を感じていることなのではないでしょうか。自分の中の優先順位を考え直し、やめてもいいことはやめて時間をつくります。
今までやっていたことをやめてまで時間をつくるので、無駄にしたくないという思いで取り組み始められればOKです。
②小さいことから始める
まとまった時間をつくれない場合は、小さいことから少しずつ始めます。
就職活動であれば、いきなり丸一日の合同説明会に行くのではなく、毎日10分就活サイトやニュースなどを見て、気になる企業や仕事を探してみる、という感じ。私が就活をした頃はパソコンがないとほとんどインターネットはできませんでしたが、今はスマホで気軽にできることが増えています。
ハードルの低いこと、移動時間や隙間の時間を使ってできることから始めてみます。
③やる期間、範囲を決める
今週はこれに専念する!とか、これだけやりきる!と決めて、それだけやります。
私の学部生時代の就活は、このスタンスを取ればよかったなと反省しています。修士過程で就活する時の練習のつもりでもあったので、決めた企業の選考だけ参加することに決め、的を絞って動いた方が、他のことと並行して進めやすかったし、練習としても価値があったように思います。
今回は、「忙しくて新しいことを始めるヤル気が起きない」という場合の対処法をご紹介しました。
次回はもう一つのパターン「選択肢が広すぎてヤル気が起きない」という場合をご紹介します。
続く!