就職コンサルタントの坂本直文です。
“PDCAサイクル”とは何か知っていますか? そして、就活で実行していますか?
重要なのは、言葉を知っていることではなく、これを実行しているかどうかです。興味深いことに、内定者の多くは、知らず知らずのうちにPDCAサイクルを実行していることが多いです。
内定者の特徴。“PDCAサイクル”を実行している
PDCAサイクルとは
仕事に対する取り組みを合理的に行い、効率的かつ継続的にレベルアップを図る手法です。汎用性が広く、勉強や就職活動にも活用されています。
ステップ1.Plan (計画)
→従来の実績や将来の予測などをもとにして計画を作成する
ステップ2.Do (実行)
→計画に沿って実行する
ステップ3.Check (点検・評価)
→計画に沿って実行できているかを点検し、評価する
ステップ4.Act (改善)
→計画に沿っていない部分を改善する
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)を順次行い、1周したら、最後のActを新たなPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように継続的にレベルアップしていきます。
三菱商事内定者Mさんによる“PDCAサイクル”で一番重要なこと
就職活動を成功させるには、やるべきことが沢山あります。私はそれぞれ穴があくことがないように計画を立てました。とりわけ注力したのは、
・SPIの勉強計画
・エントリーシート作成計画
・OB訪問計画
3つです。各計画をノートに書き出して、それぞれPDCAサイクルを回しました。
PDCAサイクルを行う上で一番重要なこと
一番重要なのは、最初の計画を具体的に立てることです。理由ですが、計画が漠然としていたら、その後のサイクルを緻密に行えなくなりますから。
さて、
計画を具体的に立てるとは、以下の①②③の要素をきちんと考えて設定することです。
①何を
②どのくらい
③いつまでにやる必要があるか
たとえば、OB訪問計画でしたら、
①第一志望企業の社員へのOB訪問を、
②3人(第一希望の部署、第二希望の部署、第三希望の部署の社員1名ずつ合計3人)
③○月○日までに実行する
と計画を具体的に立てて、PDCAサイクルを回しました。
皆さまもPDCAサイクルを取り入れてみてください。実行すれば必ず効果があります。
今回のコラムのアドバイスを実行したらどんな成果が得られたか、ぜひ報告してください。
あなたからのメール(メッセージ)を楽しみに待っております。