就職コンサルタントの坂本直文です。
今回は、人気企業内定者の影努力を紹介します。最初に以下のクイズに挑戦してください。
『履歴書の書き直し回数:最高記録』は何回か?
昨年度、著者が主宰する就職講座の内定者に対して、履歴書の書き直し回数のアンケートを取ってみました。最高は何回だと思いますか?
【解答】
損害保険T社の内定を取ったKさんの合計「12回」が最高でした。
就職活動をスタートし、最初に書いた履歴書からカウントして、結局、12回の書き直しをしたとのことです。以下、その内訳を解説します。
【解説】
Kさんが初めて履歴書を書いたのは3年生の11月、そこから怒涛のブラッシュアップ努力(書き直し努力)が始まりました。
1.まず、エントリーシートの書籍を読み、内定者の合格例と比較しながら、自己PRや志望理由の基本的な書き方ができているか分析し、計2回ほど書き直しをした。
2.次に、大学のキャリアセンターの職員に読んで頂き、言葉遣い、文法、文章構成、全体的な内容の統一感についてのアドバイスを受け、計3回、書き直しをした。
3.更に、OB訪問をして、志望企業の社員目線で内容のチェックをして頂いた。OB訪問の際は、書いた履歴書を必ず持参して修正点を聞き、修正した文章をメールでお送りして最終確認もお願いした。
Kさんは結局、OB3人会い、計7回の書き直しをしました。なお、3人の中に、以前、面接官を経験したことがある社員がいて面接官目線で実戦的なチェックをしてもらえたそうです。
以上、Kさんは、上記のブラッシュアップをして仕上げた履歴書を土台にし、エントリーシートを書き上げて、内定を勝ち取りました。
履歴書は“3ステップ”でトップ内定レベルになる!
各業界の上位企業の内定獲得は容易なことではありません。倍率も100倍、200倍は当たり前です。しかし、どんなに難関であっても、コツコツと地道な努力を積み重ねれば内定獲得の道は必ず拓けます。
とりわけお勧めの努力は、履歴書をKさんのような3つのステップでブラッシュアップしていくことです。
ステップ1
内定者の合格例を参考にする(大学の先輩内定者もしくは書籍)
ステップ2
キャリアセンターの先生のアドバイスを参考にする
ステップ3
志望企業の社員のアドバイスを参考にする
大切なのは、書き直しの回数ではなく、ステップ1~ステップ3まで進みながら、履歴書を着々とブラッシュアップしていくことです。
ステップ3まで進むと履歴書・エントリーシート対策のみならず、面接対策にもなります。(ステップ3とは要するに、OB訪問や店舗見学、職場訪問、セミナー参加、インターンシップ参加などの際にお会いした社員に質問すること)
3つのステップにより、トップ内定レベルのエントリーシート対策、面接対策ができます。ぜひ実行してみてください。内定獲得に直結しますので、この努力は大きな達成感が得られます!
今回のコラムはいかがでしたでしょうか。お時間がある時に感想をお送り頂けたら幸いです。今後の執筆内容の指針にします。あなたからのメール(メッセージ)を楽しみに待っております。
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