こんにちは、鈴木あきこです。
理系の修士卒、人材会社勤務からフリーランスに転じた私が、新卒就活から約10年を経て、学生時代や就活の時を振り返って思うことをお伝えしていきます。
今回は、「やりたいことが見つからない問題」について。
福島直樹さん(https://knockoffice.jp/shokuba-labo/20170620672/)やy.kamie(https://knockoffice.jp/shokuba-labo/201709041594/)さんの記事でも取り上げられている、この問題。
私の学生時代を振り返ると、「やりたいこと」のことを「強い衝動、情熱、夢、目標」のように考えていて、「そんなすごいもの持ってないなぁ」という気持ちでいたために、見つけられず、途方に暮れた時期があったように思います。
やってみたら見えてくる「やりたいこと」
部活やサークル、アルバイトなどでも、気軽な気持ちで始めてみたら興味が湧いて自発的に活動するようになった…とか、初めは強い夢や目標はなかったけれど、何かに取り組んでみれば目標が見つかる人は多いのではないでしょうか。
「やりたいこと」というのは、100%自発的で大きなものでなくても大丈夫なのです。
何かを始めてみた時にどんなことに気付き、どんな目標設定をし、どんなことをやってみたのか、楽しかったことややりがいはどんなことだったのか。
小さいことでもいいので、それを「やりたいこと認定」してみましょう。
そして、始めてみたらやりたいことを見つけられるのだとわかったら、自信をもって気軽に始めてみればいいのです。そのような経験を積むことで、自分の「やりたいこと」だけでなく、「やりたくないこと」もわかってくるので、より「やりたいこと」を見つけやすい場を選べるようになります。
入社当時、やりたいことがなかったけれど…
私は、学生時代にやりたいと思っていた研究職には就けず、正直なところ消去法で研究者を対象にした人材サービス会社に就職しました。
実際に働いてみると、研究者に限らず働く人全般のキャリアに興味が湧き、今はキャリアコンサルタントや研修講師として、様々な「人が楽しく働くためにできること」を手がけるようになりました。
入社当初は「やりたいことがない」と思っていましたが、働いてみたら自分にできそうなこと、やったらいいなと思うこと、やってみたいことが見えるようになりました。
やりたいことがなくても悲観するな!
「やりたいことがない」のと「何もやりたくない」のは違います。
世の中では、やりたいことがある人がよしとされる風潮ではありますが、やりたいことがないからと言って自分を低く見積もる必要はありません。
やってみたら楽しかった、やってみたらこんなこともできた、そのような経験の中から、自分ができることや仕事につなげられることを探してみてはいかがでしょうか。