就職コンサルタントの坂本直文です。
今回は、アルバイト、ゼミ、サークル(体育会)活動を内定獲得に大いに役立てる秘策について、内定者の実例を交えてレクチャーします。これらを実行している就活生は1%もいません。ライバルに大きな差をつけることができます!
アルバイト・ゼミ・サークルは就職活動の障害にはなりません
「アルバイトやゼミ、サークル(体育会)に時間を取られ、就職活動の時間が充分に確保できません。どうしたらよいでしょうか?」という相談がよく来ます。
アルバイトやゼミ、サークル(体育会)は、以下の3つの秘策(方法)さえ知っていれば、就職活動の障害にはなりません。むしろ内定獲得に大いに役立てることができます。
1.志望企業(志望業界)の知り合い探しをする!
アルバイト先の学年が上の人や社員、ゼミ・サークルの先輩や担当(顧問)の先生に対して、志望企業・志望業界の知り合いがいないか積極的に聞いてみましょう。もしいたら、紹介してもらうとよいです。
【実例】通信内定Fさん
アルバイト先の社員に相談したところ、知り合いに志望企業に勤める方がいて、紹介してもらうことができました。お会いした際には、エントリーシートを添削してもらうこともできました。
【実例】マスコミ内定Sさん
ゼミの担当教授に相談したところ、3年前の卒業生に志望企業に就職した先輩がいて、その場で電話をしてくれて話をすることができました。仕事内容や福利厚生の実態について詳しく教えて頂くことができました。
【実例】金融内定Wさん
サークルの先輩に相談したところ、志望企業に就職した先輩がいて、電話でアポイントメントを取ってくださり、後日会うことができました。採用関係の仕事もしたことがある方で、エントリーシートや面接の審査基準に関する有益な話をたくさん聞けました。
2.他己分析をしてもらう!
アルバイト、ゼミ、サークル(体育会)の方々に他己分析をしてもらうことをお勧めします。これにより、自己PRの題材が数多く集ります。依頼する人数が多いほど、そして、学生だけではなく、社会人にも依頼することによって、よりアピール力の強い自己PR題材を見つけることができます。
やり方は、プリントを渡し、『長所を3つと、それらの理由(具体例)』を書いてもらうことです。たとえば、10人依頼すれば、3つ×10人分=30もの自己PR題材が発見できます。
【実例】商社内定Uさん
アルバイト先で5人、ゼミで5人、サークルで10人に他己分析してもらいました。自己PR題材は、3つ×20人分=60も集りました。自分では気づくことができなかった長所が多数見つかりとても良かったです。特に役立ったのは、アルバイト先の社員に書き出してもらったものです。社会人の目線による長所なので、自信を持って使うことができ、大変重宝しました。
3.自己PR作りをする!
アルバイト、ゼミ、サークルにおいて、新たなことに挑戦するとか、新たな知識・能力を磨くとか、新たな企画を提案するとか、別の仕事をしてみるとか、すると、エントリーシートや履歴書の自己PR欄に書く“自己PRネタ”が増えます。内定者の実行例をご覧ください。
【実例】流通内定Uさん
就職活動中も、パン屋さんの販売のアルバイトを週2回ペースで行っていました。私は今まで、一度もポップを書いたことがなかったのですが、販売促進の業務もしてみたいと思い、挑戦させてもらいました。すると、ポップの書き方によっては、売上が2倍~3倍も増えることがわかりました。このことは、とてもアピール力の強い自己PRになりました。
【実例】化粧品内定Yさん
私はとても出席の厳しいゼミに所属していたので、就職活動中も、ゼミを休むことができませんでした。そこで、ゼミの研究テーマを志望業界に関連するものにして、業界研究が同時にできるようにしたり、レポートを3日間徹夜して書いたことを自己PR題材にしたりしました(※目標達成のためには3日間徹夜もします)。
【実例】食品内定Tさん
私は、サークルの仲間を中心に声をかけ、食品メーカー志望の学生を数人集めて、食品研究サークルを立ち上げました。みんなで志望企業の食品を持ち寄って、食べ比べをしたり、商品コンセプトの違いやパッケージのデザインの違いを話し合いました。これは志望理由を書く上で大変役立ちました。また、サークルを立ち上げたことは、自己PRとしても使えました。
以上、3つの方法について説明しましたが、面白そうと思いましたか?それとも、大変そうだなぁと思いましたか?実際にやってみると、成果が上がりますので、最初は大変でも次第に楽しく感じられてくるはずです。内定者の実例を参考にして、自分なりの創意工夫も加えてください。
今回のコラムのアドバイスを実行したらどんな成果が得られたか、ぜひ報告してください。
あなたからのメール(メッセージ)を楽しみに待っております。