私の本の読者から、以下のような質問がよくきます。
・「公務員試験に落ちました。今から民間企業受験は間に合うでしょうか?」
・「公務員志望だった私が、民間の大企業にも受かるでしょうか?」
・「志望先を公務員から民間企業に変えようと思います。対策はどう変わりますか?」
これらの質問の回答は、すべて「YES」です。
今回のレクチャーは、公務員試験受験から、民間企業受験に切り替えて成功する具体的方法です。
民間企業受験に切り替えても間に合います。募集はあります!
7月の切り替えでしたら全く問題なく間に合います。大半の民間企業は、まだ募集を続けています。中堅企業はほとんどが募集をしていますし、大企業でも7月~8月に夏採用試験を行っていることが多いです。
8月、9月の切り替えでも間に合います。中堅企業の多くがまだ募集をしています。大企業でも一部の企業は、9月10月に秋採用試験を行っています。
10月の切り替えでも間に合います。民間企業は10月以降に(ここまでの採用活動での定員未達や内定辞退の穴を埋めるため)冬採用を行うことが多いです。中堅企業だけではなく、大企業も10月や11月、12月に募集をしていることがあります。
民間企業の求人募集の見つけ方
募集を見つける主な手段は5つあります。
①就職情報サイト
②志望企業のウェブサイトの新卒募集のページ
③大学のキャリアセンターの求人掲示板
④大学のキャリアセンターの職員に相談
⑤ジョブカフェ、ハローワークなどの求人紹介機関
最初に①と②の手段を使います。
非常に多くの企業の求人募集を発見できます。
そして、③と④の手段も必ず使うことをお勧めします。
優良企業、有名企業、人気企業、大企業の求人を発見できることが多々あります。
10月以降の募集告知は、大学キャリアセンターだけという企業もあります(理由は無料で告知できるので)。職員の方から、意外なほどの有名企業、優良企業を紹介して頂けることがあったりします。
民間企業の採用試験対策のポイント
①筆記試験の対策
民間企業の筆記試験(SPI等)の科目は、公務員試験の教養試験科目とほぼ同じです。SPI対策の参考書を一冊買って、出題形式をチェックして慣れておけば大丈夫です。公務員試験対策で、教養試験の勉強をしっかり行った方は、民間企業の筆記試験で高得点を取りやすく有利です。
②エントリーシートの対策
民間企業のエントリーシートは、公務員試験の面接カードに相当します。面接試験で掘り下げて聞いてほしいことを書く項目に記載しましょう。高評価を得る秘訣は、志望企業の仕事に役立つ内容の自己PRにすることです。
③面接の対策
最も短時間で効果的な対策をする方法は、キャリアセンターに行って、先輩内定者の受験報告書を読むことです。数人分読めば、面接の形式、質問の内容、受かる返答の仕方、事前に調べておくべきことがわかります。面接での質問内容を把握したら、友人や親に面接官になってもらい、面接練習をしておくとよいです。
なお、私の著書(エントリーシート対策本、面接対策本、自己分析本)は、図書館、キャリアセンターにありますので閲覧してみてください。内定者の実例を数多く掲載していますので、書き方、話し方のコツがよくわかります。
今回のコラムはいかがでしたでしょうか。お時間がある時に感想をお送り頂けたら幸いです。今後の執筆内容の指針にします。あなたからのメール(メッセージ)を楽しみに待っております。
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