就職コンサルタントの坂本直文です。
前回に続いて、今回も自己PR作成の実践的な方法についてレクチャーします。今回はゼミ活動を題材とした場合です。どんな経験・知識・性格をアピールすると高評価されるか参考にしてください。
ゼミ活動に関して5つの自己PRを作って金融内定
ゼミ活動の題材で金融の内定を取った学生の実例を紹介します。PRポイントと学生の実例は以下の通りです。
ゼミ活動の場合は以下の5点のPRが特に効果的
1.ゼミ(授業)で学んだことで、仕事に役立つこと
※高い成績が得られる学び方でも高評価
2.ゼミのレポートやプレゼンで頑張ったこと
3.ゼミの勉強・研究・調査等で力を入れた内容
4.ゼミの勉強・研究・調査における態度面で頑張ったこと
5.ゼミの役職で頑張ったこと
Aさんは以下の具体例を書き出しました。
1.計画をしっかりと立てて、着実にこなすことの大切さを学んだ。
2.パワーポイントの機能を習熟し、使いこなせるようにした。
3.研究対象のサンプルデータの収集。50社分集めた。
4.レポートは10回。全て締め切り前に余裕を持って提出した。
5.主務として、教授とのスケジュール調整、機材準備、後片付け、ミスなし。
Aさんは、3をメイン自己PRにし、1、2,4,5をサブ自己PRにして、金融の内定を取りました。
「仕事で役立つ地道なこと」が効果大!
上記の具体例をご覧になってどう感じましたか?
「どれも地味な自己PRだなぁ」と感じた方が多いと思います。
では、非常に重要なことを述べます。
採用担当者が高評価する自己PRは『仕事で役立つことであり、地道な自己PRでも全く問題ありません』。理由ですが、どんなに華やかに見える仕事でも、中身は非常に地味で忍耐力の必要な作業の積み重ねからできているからです。
就職試験では、大会1位とか、難関資格を取得とか、派手な自己PRでなくても大丈夫です。仕事で役立つ内容ならば、どんなに地道な自己PRでも高評価されます。自信を持ってアピールしてください!
今回のコラムはいかがでしたでしょうか。お時間がある時に感想をお送り頂けたら幸いです。今後の執筆内容の指針にします。あなたからのメール(メッセージ)を楽しみに待っております。