こんにちは、鈴木あきこです。
理系の修士卒、人材会社勤務からフリーランスに転じた私が、新卒就活から約10年を経て、学生時代や就活の時を振り返って思うことをお伝えしていきます。
今回は、「ストレスとの付き合い方」。
就職活動をしていると「なんとなくモヤモヤする・イライラ・イヤな気分…」ということ、ありますよね。社会人になってからも当然ありますが、うまく付き合えるかどうかが、仕事へのモチベーションや人生の幸福度に大きく影響します。
かくいう私は、ストレスとの付き合い方が上手ではなく、人間関係が悪くなってしまったり、限界を迎えて爆発してしまったりしたことも何度もありました。その経験の反省と、実践してよかったことをご紹介します。
我慢強さは長所じゃない!
私は、もともと「我慢強い人」で、周りに愚痴を言わず、むしろ人の愚痴を聞いてあげるタイプでした。就活で嫌なことがあっても、些細なことだし、周りに言っても仕方のないことだし、と我慢することが多かったのです。
しかし、ひとつひとつは小さくても、ストレスを溜め込み続けるうちに、何かがうまくいったときの嬉しさ、喜びを素直に感じられなくなりました。
これはうまくいったけど、別のところで私はこんな我慢をしてる…みんな無邪気に喜んでるけど、別のところで私はこんな辛い思いもしてる…
そこでようやく気づいたのです。
今まで「我慢強さ」は長所だと思ってきたけれど、ただ溜め込み、鬱々としてしまうなら短所かもしれない。周りに嫌な雰囲気を撒き散らしてしまうし、何より私が幸せじゃない、楽しくない!ストレスを溜めてはいけない!と。
まずは愚痴でもいい、少しずつ外に出そう
信頼できる友達や先輩に、少しずつ愚痴を言ってみました。初めは恐る恐るでしたが、徐々に他人に自分のことを話すのにも慣れ、仲のよい友人との女子会では、その場ではお互いにどんなに愚痴ってもOKと決めておしゃべりをすることも。
ビジネス本などには、愚痴は「自分は悪くない!」の主張でしかなく、解決策に向かわない不毛なものと述べられていることがあります。確かに、常に愚痴ばかりを言っていても前には進みませんが、信頼できる人との間でガス抜きをする分には、心を落ち着かせ、安心感を得られる、いい効果もあると思います。
人にストレスを話すことに慣れると、徐々に相談もできるようになりました。
相談は、現状を打破するためにどうしたらいいか、相手にも考えを聞き、建設的に未来につなげることです。時には、自分が悪かったことを再認識させられるような、耳が痛い意見に触れることもあります。ストレスを溜め込んだままだと、そのような意見を言われると辛く感じるばかりでしたが、人に話せるようになると冷静に話を聞く耳をもてるようになりました。
自分とは違う価値観に触れ、自分が変化することが楽しい、嬉しいと感じるようにもなりました。
いいこと探しも大切な心のストレッチ
もはや出典は忘れてしまいましたが、夜寝る前に1日を思い返し、その日の反省・その日あった嬉しかったこと・次の日の目標の3つを紙に書くのもおすすめです。
ストレスを溜め込むと、自他共にダメなことにばかり目が行き、嬉しかったことを思いつきにくいのですが、小さなことでも、無理やりにでも書き続けていくのがポイントです。嬉しかったこと、いいことに意識的に焦点を当てる訓練になります。
また、インスタグラムはいいこと探しを習慣づけるいいツールだと思います。嬉しいこと、きれいなもの、おいしいものを見つけ、写真を撮ってアップするのって、意識的にやらないと続かないんですよね。
いいことを探すだけでストレスのもとが解決する訳ではありません。しかし、心のストレッチというか、いろいろな動かし方ができるようになると、ストレスを解消し、現状を変えるための建設的な考え方もできるようになる気がします。
大小様々なストレスは、生きている限りゼロにはなりません。
しかし、溜め込むだけならただのストレスですが、自分なりのうまい付き合い方を心得ておくと、成長の糧や人間関係を深めるきっかけにできるのです。