就職コンサルタントの坂本直文です。
今回は、面接試験の盲点についてレクチャーします。
皆さんは、面接室の外でもコッソリ面接が行われているという事実をご存じでしょうか?
面接室だけが面接の場ではない
レストランのたとえ話をします。あなたが某レストランに行くとします。まず、入口のウェイターは挨拶もせず、横柄な態度でした。次に、店の中にいるウェイトレスは接客よりもウェイトレス同士でのおしゃべりやスマートフォンをいじることに夢中になっていました。これではよほど美味しい料理でもないかぎり、評価は大幅に下がると思いませんか?!
企業の採用試験(面接試験)も同じです。受付で社員に挨拶をきちんとしなかったり、待合室でお喋りやスマートフォンいじりに夢中になっている学生は、よほど魅力的な自己PR・志望理由でもないかぎり、面接官の評価は大幅に下がります(不合格の評価をします)。
実は、受付や待合室での学生の態度をチェックしている企業は非常に多いです。油断大敵です。以下の内容を熟読してください。
面接だと気づかせない面接
面接室以外の場所で学生の素をチェックする大変ポピュラーな面接手法をご紹介します。【以下の3つの場】では確実にチェックされていると考えたほうがよいです。
1.【受付】での態度をチェック
→試験会場の受付が実は面接官。挨拶や受け答えの仕方で評価
2.【待合室】での態度をチェック
→待合室や面接室前の係員、面接室への誘導員が実は面接官
3.【交流会】での態度をチェック
→質問会、見学会、懇親会などの場で素の姿を探る
日常生活からレベルアップすればよい!
「受付や待合室、交流会での態度もチェックされているなんてうんざり…」。こう思った方はいませんか? でも、これは見方を変えると、日頃からマナーに気をつけている人は非常に有利だということですよ。
面接官がチェックしているのは、面接対策がしっかりできているかどうかではなく、受験者の人間性です。だから、日常生活から自分を高めている人は、面接で流ちょうにしゃべれなくても高評価をしてくれているということです。素晴らしいことではないですか!
日頃の心掛けが、面接合格に直結する!
日頃から人と接するときは、挨拶、笑顔、姿勢などに心を配りましょう。そして、TPOに応じた振る舞いを心がけましょう。これはまさに生きた面接対策で、この心掛けがそのまま合格に直結するのです。
今回のコラムのアドバイスを実行したらどんな成果が得られたか、ぜひ報告してください。
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