就職コンサルタントの坂本直文です。
今回のコラムでは、私が求人広告会社でコピーライターをしていた時代のことを書きます。
求人広告を制作する仕事をして要注意だと思ったこと
私は、証券、広告、新聞、教育の4業界で働いて経験値を積み、就職コンサルタントとして独立しました。広告会社では、求人広告を制作するコピーライターの仕事をしましたが、求人広告にはいくつかの(注意が必要な)“イイ企業だと思わせるフレーズ”があることを実感しました。
以下のクイズで、就活生が一番勘違いする“イイ企業だと思わせるフレーズ”をチェックしてください。
今回の就活クイズ
【当社は、若手から活躍できる企業です】
この求人広告のフレーズから、この企業はどんな企業か推測してください。
クイズの解説
「若手」という言葉から、「入社後しばらくしてから活躍できる」、あるいは「20代」と推測したのではないでしょうか?
そういった企業もあります。しかし、若手が30代、40代を意味する企業は珍しくありません。
たとえば、40代で部長や取締役になったら、若手が抜擢された…と言われるものです。
次に、「活躍できる」という言葉から、「ほとんどの若手社員が活躍できる」という期待を持ったのではないでしょうか?
そういった企業もあります。しかし、同期入社のごく一部の社員しか活躍していない場合でも、このフレーズは使われます。「メジャーリーグでは、日本人選手が活躍している」というフレーズと同じです。日本人選手のごく一部しか活躍していないのが実態ですが、このフレーズが使われていると思いませんか?
結論
【求人広告を読んだら、社員に会って質問し、内容を確認することが大切】
ということです。
仕事の実態を知るには社員に質問すればよい(勘違いも解消できる)
社員に会って質問する機会としてお勧めなのは、
- OB訪問
- 職場訪問(会社訪問、会社見学)
- 業界研究セミナーや会社説明会
- インターンシップ
です。
これらに参加して質問すると、勘違いが解消できるだけではなく、
仕事のやりがい、社会人としてのプライベートの充実の仕方もわかります。
就職活動の目的は、社会人として最高に幸せになること。
読者の皆さんが最高の幸せを掴めるよう、本音でリアルな情報を提供していきます。
次のコラムも楽しみにしていてください。
就職コンサルタント 坂本直文