今回のコラムは、幸せな社会人生活を過ごすために重要な「ワークライフバランス」について書きました。
私は仕事柄、多くの社会人と会いますが、できる社会人は「ワークライフバランス」をしっかり考えています。言い換えると、自分の生き方の軸をしっかり考えて生きています。
以下、参考にして、ご自分の「社会人になってからの生き方の軸」を考えてみてください。
ワークとライフのバランスの割合は4タイプある!
ワークとライフのバランスの違いは、人によってそれぞれ考え方が違ってきますが、大別すると4タイプにわけることができます。それぞれ検証してみましょう。
①仕事重視タイプ(ワーク6:ライフ4)
仕事に重きを置く生き方です。もし休日でも仕事が入れば、仕事を優先してしまうタイプですね。家族やパートナーの理解が必要になってくるでしょう。働きすぎ、健康にも注意が必要です。
②プライベート重視タイプ(ワーク4:ライフ6)
第一にプライベートありきの生き方で、仕事は時間内に終わらせるタイプ。あるいは時間内に終わる仕事だけを選択するタイプ。この生き方を貫くには、仕事でコンスタントに成果を出し、職場・取引先の人達から必要不可欠な存在であり続ける必要があります。
③どちらも充実タイプ(ワーク10:ライフ10)
ワークの目標も高く、ライフの目標も高い生き方です。ワークもライフも(楽しみながら)ベストを尽くす生き方です。(=ワークライフベスト)。私はこのタイプを推奨します。なぜなら、双方から大きな喜びが得られますし、大きな相乗効果・補完効果が得られるからです。
④どちらも中途半端タイプ(ワーク3:ライフ3)
仕事は与えられた業務を無難にこなせればよい。休日はしっかり取るが特にやりたい趣味・習い事等があるわけではないというタイプです。ワークにもライフにも力を入れないので、時間的なバランスは取れても、中身が薄くそれぞれから得る喜びは少ないです。
さて、今のあなたに一番近いのはどのタイプですか?私は③を生き方の軸とすることをお勧めします。ただし、常に③でなければならないわけではありません。時には①や②、④でも全く問題ないと思います。なぜなら、長い人生のうちには、仕事だけに集中したい時もあり、趣味だけに打ち込みたい時もあり、疲れて何もしたくない時もあるものだからです。
大切なのは、生き方の軸をしっかり持つことです。軸がしっかりした振り子はどんなに揺れても倒れず元に戻るように、生き方の軸をしっかり持っている人は、どんなにバランスが崩れても倒れてしまうことはありません。
仕事には定年があるが、プライベートには定年なし
仕事は60代で定年を迎えて終わる可能性がありますが、プライベートは定年がありません。その後も一生ずっと続きます。
だからこそ、プライベートをどう楽しむかを長期的な視点(一生の視点)で考えておくことは大切なことです。
20代の読者のみなさんは、試しに60代、70代になったころどんな趣味を持っているかイメージしてみてください。家族(配偶者、子供、両親、兄妹)とどんな楽しい生活を過ごしているかイメージしてみてください。
60代以降のプライベートの楽しみ方を早めに考え、準備しておこう!
現実的な問題として、60代になって急に趣味を持とうとしても思うようにいかないものです。
また、家族との時間を持つことも、60代で急に実行しようとしても(人間関係が希薄になってしまっていたら)うまくいかないものです。
60代以降のプライベートの楽しみ方は、60代になってから考えるのではなく、できるだけ早いうちに考え、準備しておくことが老後の人生を充実させるために大切です。配偶者、子供とも若いうちからコミュニケーションを密にしておく必要があります。
今回のコラムはいかがでしたでしょうか。お時間がある時に感想をお送り頂けたら幸いです。今後の執筆内容の指針にします。あなたからのメール(メッセージ)を楽しみに待っております。
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