就職試験は、第1志望の企業から順番に行われるわけではありません。先に、第2志望や第3志望の企業だったりするものです。したがって、第1志望の企業の内定の前に、第2志望や第3志望の内定をもらうことはよくあります。
今回のコラムは、複数の企業から内定をもらった場合にやるべきことです。企業側への迷惑を減らすために、内定辞退の負担を軽くするためには、一日も早い辞退が重要です。
入社する可能性がない企業は一日も早く辞退する
複数の企業から内定をもらった場合、真っ先に考えなくてはならないのは、入社する可能性がない企業の内定は、一日も早く辞退することです。たとえば、第2志望の企業の内定をもらった後、第1志望の企業の内定をもらったら、第2志望の企業の内定はできるだけ早く辞退しましょう。
一日でも早く辞退する理由は、2つです。
1つは企業側のダメージを減らすことです。内定の辞退は、企業にとっては大変なダメージです。採用活動をやり直す必要が生じる場合だってあります。辞退を告げる時期が遅いと、代わりの学生を採用する余裕が全くなくなってしまうかもしれません。これまでお世話になった企業にできるだけ迷惑をかけないよう、一日も早く辞退をしましょう。
もう1つは学生側の負担を減らすことです。一般的に、早い辞退よりも、遅い辞退のほうが企業側の引き留めが強くなります。辞退の連絡が遅いと、代わりの学生を採用できる可能性が少なくなってしまうため、辞退を翻意させる努力をするようになりがちです。たとえば、会社に呼び出して何時間も説得したりとか、厳しい口調で怒ったりとか…は珍しいことではないです。
(※トラブルを未然に防ぐ、礼儀正しい辞退のやり方については、別のコラムに書きます)
社員と会って、仕事内容を具体的に質問してあると辞退の迷いが生じにくい
複数の企業から内定をもらった場合、すぐに辞退の連絡ができる学生と、どの企業を選ぶか迷いが生じて辞退のタイミングが遅くなってしまう学生と2タイプいます。
すぐに辞退の連絡ができる学生は、【就職活動の段階で社員に会って、仕事内容を具体的に質問してある人】です。社員に会う機会は、セミナー、会社説明会、会社訪問、職場訪問、店舗見学、OB訪問、インターンシップなどです。社員に質問することは、エントリーシート・面接対策に役立つのはもちろん、最終的な企業選択にも役立ちます。
今回のコラムはいかがでしたでしょうか。お時間がある時に感想をお送り頂けたら幸いです。今後の執筆内容の指針にします。あなたからのメール(メッセージ)を楽しみに待っております。
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