就職コンサルタントの坂本直文です。
今回は、最新の(終身雇用制度崩壊後の)キャリアアップの考え方・タイプを紹介します。
仕事は長期的な視点で考える (キャリアアップ計画)
就職活動の目的は、社会人になってからの人生全体を充実させる(楽しくする)ことです。目の前の内定獲得のことばかりを考える受験者がとても多いですが、要注意です。それでは、入社後にすぐに転職したくなってしまいます。
仕事は長期的な視点で捉えるようにしましょう。入社後にどんな仕事をするか、どのようにキャリアを積んでいくか、10年、20年、30年といった長期のキャリアアップ計画を具体的に考えることが大切です。
自分がワクワクするキャリアアップ計画を考えよう
キャリアアップ計画といっても、堅苦しく考える必要はありません。まずは「こんなキャリアアップができたら、人生がとっても楽しくなるだろうなぁ」というものを先入観なしに伸び伸びと考えてください。なぜなら、自分自身が、心から楽しさを感じる計画でなければ、努力するのが苦痛になったり、面倒くさくなり、結局、叶わなくなってしまうからです。
キャリアアップ・10タイプをシミュレーションしてみよう!
以下の説明文を参考にして10タイプのシミュレーションを行い、自分に最適な計画を検討してみてください。複数のタイプを組み合わせても構いません。大切なことは、人生全体が楽しくなるキャリアプランを考えることです。就活モチベーションが何倍も上がります。言うまでもないことですが、今の企業の大半は終身雇用制ではありません。キャリアは自分で作っていく姿勢が大変重要です。
①企業内キャリアアップ
同じ企業の中で、キャリアを高めていく働き方で、最も一般的なキャリアアップ計画です。
②業界内キャリアアップ
やりがいを求めて同じ業界内で転職し、キャリアを高めていく働き方です。実務能力と実務経験があれば、転職をしてキャリアアップする道が拓かれます。
③独立起業キャリアアップ
企業で働きながら高いスキルを習得し、人脈も構築した後、独立して起業する働き方です。
④専門能力キャリアアップ
何らかの専門分野のスペシャリストになる働き方。業界トップレベルになると、他社からヘッドハンティングされることもあります。起業することも可能です。
⑤資格キャリアアップ
難易度・専門性が非常に高い資格を取得して、その道のスペシャリストとなる働きカです。弁護士や司法書士、弁理士、税理士、公認会計士、手話通訳士、その他、様々な資格があります。
⑥大学入り直しキャリアアップ
どこかの企業で働いた後、国内外の大学・大学院等で勉強して、キャリアを高めたり、専門領域を広げる働き方です。最先端の専門知識・専門能力を身につけたり、今までとは違う分野を学んだり、新たな人脈作りをするのは、その後のキャリアに大きなプラスになります。
⑦子育て両立キャリアアップ
どこかの企業で働いた後、子育て中に休職し、また仕事に復帰する働き方です。育児休暇制度が整っている企業に就職する方法と、休職前する何年も前から先を見越して、復帰後に取り組みたい仕事に役立つスキル・資格等を習得し人脈も構築しておく方法があります。
⑧ボランティア並行キャリアアップ
企業での仕事と並行して、ボランティア活動も行う働き方です。ボランティア団体やNPO団体を自ら立ち上げる人もいます。ボランティアは一生できますので、会社の定年後、70歳、80歳になっても、ボランティアの世界で活躍し、人生を楽しんでいる方も多いです。
⑨地元Uターンキャリアアップ
20代、あるいは30代くらいまで都会で働き、最先端の能力・知識を身につけ、人脈を構築して、それ以降、地元に帰って、就職したり、実家の仕事を継いだりする働き方です。
⑩趣味両立キャリアアップ
仕事だけではなく、趣味にも打ち込む時間を作り、うまく両立させて、5年、10年のうちに、お金を稼げるくらいのレベルに達している人も多いです。たとえば、ダンスが趣味で、ダンス教室の講師をするようになったり、パン作りが趣味で資格を取り、教室を開いたり、など。
今回のコラムはいかがでしたでしょうか。お時間がある時に感想をお送り頂けたら幸いです。今後の執筆内容の指針にします。あなたからのメール(メッセージ)を楽しみに待っております。
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