最終面接対策③「当社の内定が出たら就職活動はやめますか?」の質問意図はコレ!

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就職人気ランキング1位~200位の企業、業界トップクラスの企業、地元の有力企業、受験倍率が10倍から300倍程度の人気企業の最終面接対策として、頻出重要質問「当社の内定が出たら就職活動はやめますか?」の質問意図を解説します。

この質問は、最終面接で一番注意が必要な質問です。返答の難易度が最も高いです。質問意図をきちんと理解した返答をしないと合格は難しいです。以下の解説を参考にして(質問意図を満たした)合格返答ができるようにしておきましょう。すると、面接での着実な得点源となります。

最終面接の頻出質問:当社の内定が出たら就職活動はやめますか?

まずは、答えてみてください。

「はい、・・・・・・です」

質問意図の解説

質問意図は、当社が第一志望で、入社の決意が固く定まっているかのチェックです。

合格返答のコツと注意点

この質問をされたら、就職活動をやめることを明確に即答することが高評価を得る上で大切です。 入社の決意が定まっていない印象を少しでも与えてしまうと評価は大幅に下がるので注意しましょう。

NG返答は、①まだ続けると述べること。②返答までに間をあけてしまうこと。③やめることを明言しないこと。④声が小さくて強い意志が感じられないこと。です。気を付けましょう。

高評価が得られる返答例

以下のように強い入社意志が感じられるように答えると高評価です。
 
・「はい、すぐやめます。そして、来年の入社に備えて、〇〇の勉強を開始します」
・「はい、もちろん辞めます。今後、時間ができますので、入社までの間に、勉強しておくと良いことがあれば、教えてください」
・「はい、やめます。今後、時間ができますので、もし可能であれば御社でインターンシップやアルバイトをして、早く仕事を覚えたいです」
・「はい、やめます。御社が第一志望ですから」
 

注意
第一志望でない企業の場合
この質問は最終面接における『入社意志確認質問(=第一志望確認質問)』の中で一番難易度が高い質問です。心に迷いがあるまま面接に臨むと、やめることを明確に即答できないことがあります。したがって、面接前に第一志望であると自己暗示をかけ、就活をやめることを即答するイメージトレーニングをしておくことをお勧めします。上段で紹介した返答例を参考に自分なりの返答を作って、心の中で何でも唱えておくと良いです。本番の面接で後悔しなくて済みます。金融、商社、インフラ、マスコミ、および、財閥系の大手企業の最終面接では、とりわけ出題されますので気を付けましょう。
内定者の例

内定者(銀行)の回答例
私はメガバンク、地方銀行、損害保険会社を受けていました。某メガバンクの最終面接で「当社の内定が出たら就職活動はやめますか?」と聞かれました。その時、私の心の中に明日受ける別のメガバンクのことが頭に浮かびました。そして、自分にはどちらが向いているんだろうかと一瞬ですが考えてしまいました。しかし、面接官は、その一瞬を見逃してくれませんでした。「あなたはまだ迷いがあるようですね。内定は保留にします」と厳しく言われました。まさかこんなに厳しく言われるとは思ってもいなかったので、その後の受け答えはしどろもどろとなり、結局、その最終面接は落ちました。

今回のコラムはいかがでしたでしょうか。感想をお送り頂けたら幸いです。今後の執筆内容の指針にします。あなたからのメール(メッセージ)を楽しみに待っております。