最終面接対策②「当社が第一志望ですか?」の質問意図はコレ!

一番のイメージ

就職人気ランキング1位~200位の企業、業界トップクラスの企業、地元の有力企業、受験倍率が10倍から300倍程度の人気企業の最終面接対策として、頻出重要質問「当社が第一志望ですか?」の質問意図を解説します。

この質問は、金融、商社、インフラ、マスコミ、および、財閥系の大手企業の最終面接でよく出題されます。質問意図をきちんと理解した返答をしないと合格は難しいです。以下の解説を参考にして(質問意図を満たした)合格返答ができるようにしておきましょう。すると、面接での着実な得点源となります。

最終面接の頻出質問:当社が第一志望ですか?

まずは、答えてみてください。

「はい、・・・・・・です」

質問意図の解説

質問意図は、当社に対する“強い入社意志”を持っているかのチェックです。

合格返答のコツ

この質問をされたら、第一志望であること(=入社意志が強いこと)を力強く述べることが高評価を得る上で大切です。

返答のポイントは、
以下のように強い入社意志が感じられるように答えることです。
・「はい、もちろん御社が第一志望です」
・「はい、御社がダントツの第一志望です」
・「はい、御社を第一志望としてずっと就職活動を続けてきました」
・「はい、もちろんです。御社に入社して〇〇の仕事にぜひ取り組みたいです」

注意

第一志望でない企業の場合
第一志望でない企業で「この質問」をされた場合は注意が必要です。ほとんどの企業で、第一志望であることが最終面接の合格条件になっていますので、正直に第一志望でないと答えたり、迷った素振りを見せてしまうと、内定獲得は難しくなります。

以下の返答は大変危険です。
・「御社は第一志望ではないです」
・「御社は第二志望です」
・「御社は第一志望群の企業の中の一社です」
このような第一志望ではないことを意味する返答をした場合は、90%以上の確率で、内定は保留になるか、不合格になります。

未来の可能性を考慮した返答がオススメ

とても重要な未来の可能性を述べます。今後、志望度が高い企業の内定が取れるとは限りません。落とされる可能性はゼロではないです。

また、志望度が高い企業でも、中身を詳しく知ると志望度が下がる場合があり、志望度が低かった企業が第一志望になることがあります。

したがって、第一志望でない企業の最終面接で「第一志望確認の質問」をされた場合は、今受験している志望度が高い企業が全て落ちた場合、およびそれらの企業の志望度が下がった場合を想定して答えると良いです。この状況では、この企業が(現実的に)第一志望に繰り上がることになります。

以上、未来の可能性が考慮して、最終面接の場では(第一志望でない企業でも)第一志望であることを答えることを(大人の知恵)としてオススメします。

金融、商社、インフラ、マスコミ、および、財閥系の大手企業の最終面接では、特に注意が必要です。第一志望ではないことを述べた瞬間に面接官が冷たい接し方に変わり、不合格になったという報告が非常に多くの学生から来ています。

内定者の例
内定者(電力)の回答例
私は電力と銀行を中心に受けていました。ある銀行の最終面接で「第一志望かどうかの質問」をされました。面接官がとても優しく接してくださっていたので、つい油断してしまいました。「正直言って、別の企業が第一志望で、そこと迷っています」と答えてしまったのです。その時点から面接官から笑顔が消え、結局、その最終面接は通りませんでした。その後、応援してくださっていたOBに相談したところ、当行は最終面接で第一志望と言わない学生には内定を出さないことになっていると教えてくれました。

今回のコラムはいかがでしたでしょうか。感想をお送り頂けたら幸いです。今後の執筆内容の指針にします。あなたからのメール(メッセージ)を楽しみに待っております。