今回のコラムは、化粧品業界を受験する際の注意点、選考試験にトップクラスの評価で受かるための方法、および化粧品業界特有の頻出質問を紹介します。
化粧品業界受験の注意点
化粧品業界の志望者は、自分が使っている化粧品メーカーを第一志望群にしていることが多いです。よくありがちな落ちる志望理由は「御社の化粧品をずっと愛用しています。なので、志望しました」です。商品のファンであることを述べても受かりません。
高評価を得るために大切なのは、化粧品の売り上げを伸ばすためのアイディアや能力を軸にすることです。要するに、志望理由のポイントは「どんな部署でどんな仕事をして、売上向上に貢献するか」。自己PRのポイントは「売上向上に生かせる自分の能力は・・・である」です。
足を使った研究
化粧品業界の研究においては、各社の店舗の比較研究を行うと、面接の返答内容に説得力が生まれ、内定が取れるようになります。以下、コツを説明します。
店舗の比較研究
これらを全部行う必要はありません。2~3つ実行しただけでもライバルと圧倒的な差をつけられます。
1.百貨店の店舗場の比較
→同じ百貨店の中の競合企業の店舗を比較
→各社のパンフレットのデザインや金額、サービスの比較
2.ショッピングモールの競合企業の店舗を比較
→同じショッピングモールの中の競合企業の店舗を比較
3.ドラッグストアの売り場の比較
→同じドラッグストアの中の競合企業の売り場の比較
4.スーパーの売り場の比較
→同じスーパーの中の競合企業の売り場の比較
5.コンビニエンスストアの売り場の比較
→同じコンビニの中の競合企業の売り場の比較
化粧品業界のエントリーシート、面接の頻出質問
面接本番前に挑戦し、返答を練っておきましょう。
これらは集団討論試験のテーマになることも多いです。
- 当社の商品や宣伝広告の改善点を述べてください。
です。
- 当社の店舗についてどう思いますか?改善点は?
です。
- 当社のどの部門で働きたいですか? その理由は?
です。
- 売上が落ちた商品にどんなテコ入れをしますか?
です。
- 海外の市場で売り上げを伸ばすには?
です。
- お気に入りの化粧品を私が欲しくなるようにPRしてください。
です。
- 化粧品は何を使っていますか? その理由は?
です。
- 当社の商品を使ってみた感想を教えてください。
です。
- あなたにとって魅力的な社員はどんな人ですか?
です。
- あなたにとって美とは?
です。
頻出質問をチェックすると、①入社後やりたい仕事、②売り上げを伸ばす方法、に関する質問が多いことに気づいたと思います。新入社員が配属されがちな部署や地域、担当する仕事、仕事で必要な能力の調査に基づいた返答にすると圧倒的な高評価が得られます。
今回のコラムはいかがでしたでしょうか。お時間がある時に感想をお送り頂けたら幸いです。今後の執筆内容の指針にします。あなたからのメール(メッセージ)を楽しみに待っております。