志望企業にするかの判断のため、そして、エントリーシートと面接で高評価を得るために、読んでおくべき企業のWEBサイトの内容は7つあります。
1.企業理念、2.社長の言葉、3.売上高・資本金、4.中長期経営計画、5.新事業、6.定番商品・新商品、7.社史・創業者。
上場企業の場合は、IR情報(株主投資家向け情報)のページに掲載されていることが多いです。重要な情報は印刷してスクラップしたり、企業研究ノートに書き写しておいたりするとよいです。以下、具体的に解説します。
1.企業理念
・面接で企業理念について聞かれることがある。
・エントリーシートや面接における志望理由に関する質問では、企業理念を踏まえた内容を書く(話す)必要がある。逸脱した内容では評価は大きく下がる。
企業の根本的な考え方を知ることができます。企業理念と自分の考え方が一致するかどうかをチェックすることは自分に合った企業かを判断する上で必要不可欠です。志望企業と同業他社の企業理念を比較すると、根本的な相違点がわかります。
2.社長の言葉
・面接で社長の考え方を知っていることが前提の質問をされることがある。
・最終面接では、社長が面接官を務めることがある。
企業理念がどのように経営、企業活動、事業内容に生かされているかを知ることができます。 企業が現在、力を入れていること。今後、力を入れることを知ることが端的にわかります。(社長の氏名は記憶して、漢字で正確に書けるようにしておきましょう)
3.売上高、資本金
・面接・エントリーシートでは、売上高は知っていることが前提の質問がある
・面接では、志望の熱意を確認するために、企業の基本的な情報(売上高、資本金等)が質問されることがある。
企業の規模を判断するために調べておく必要があります。売上高は同業企業で比較し、順位を確認しておきましょう。各社の売上高の違いがなぜ生じているのかも研究すると企業の違いが明確化します。
4.中長期経営計画
・エントリーシートや面接における将来、取り組みたい仕事に関する質問では、中長期経営計画を踏まえた内容を書く(話す)必要がある。逸脱した内容では評価は大きく下がる。
・将来、どんな事業に配属される可能性があるかを知るためにも調べておくべき。
将来、どんな企業になっていくのか。どんな事業がどのように行われるのかを知ることができます。これにより、入社直後だけはなく、長期にわたって働きがいのある企業であるか、また、自分の仕事上の夢を実現できる可能性が高いかどうかもわかります。
5.新事業
・エントリーシートや面接で、新事業に関する質問をされることがある。
・収益の柱に育てたいと思っている新事業の場合は、エントリーシートや面接だけではなく、筆記試験の作文や集団討論試験のテーマになることもある。
近年の主な新事業を調べると、企業が力を入れていることがわかります。成長の方向性やライバル企業との差別化の方針が具体的にわかるので、志望企業選びの判断に大いに役立ちます。
6.定番商品と新商品
・エントリーシートや面接で、新商品に関する質問をされることがある。
・ライバル企業の商品と混同しないように比較表を作り名称・内容を覚えること。
近年の主な新商品(新サービス)は必ず調べておきましょう。新商品が成功するかどうかは、企業の今期の経営成績のみならず、今後の経営、事業展開にも影響することがあります。採用担当者もその動向には敏感になっているものです。
社史・創業者
・面接で創立者のことを質問されることがある。
・面接で企業の歴史、以前の社名、重要な出来事などを質問されることがある。
企業の社風がよくわかります。自分に合った企業であるかどうかの判断にも役立ちます。創立者、創立年月日、創立目的、社名の変遷、主な出来事を押さえておきましょう。
今回のコラムはいかがでしたでしょうか。お時間がある時に感想をお送り頂けたら幸いです。今後の執筆内容の指針にします。あなたからのメール(メッセージ)を楽しみに待っております。
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