第4回 実は素晴らしい!?日本の就活 〜その①〜 

就職コンサルタント 福島直樹です。

あなたは日本の就職活動、新卒採用についてどんなイメージを持っていますか?

「素晴らしい!」「最高!」「超合理的です!」

 という人はほとんどいませんよね。


日本の就活の評判


そうなんです。日本の就活、新卒採用の評判は良くありません。グーグルで「日本の就活」を検索すると、

「日本の就活はおかしい」「日本の就活がどれほど狂っているのか」

というキーワードが検索窓に自動的に流れます。クリックして見ていけば、批判的なサイトがたくさん出てきます。

ネットだけでなくいわゆる知識人や新聞などマスメディアも総じて批判的です。

「新卒採用に代表される日本的雇用慣行はもう限界」

「終身雇用、年功序列は崩壊した」

このような記事はこの20年にわたり呪文のように掲載され続けています。


就活批判まとめ


 就活批判をまとめれば下記のようになります。あなたはどう思いますか?

●人生で1度しか就職のチャンスがない。新卒で失敗すればその後正社員になりにくい。

●長期にわたる就活で学業、留学がおろそかになる。グローバル時代に逆行している。

●有名企業では競争倍率が高過ぎて何10社も落ち疲弊する。

●入社の1年近く前に内定を出す仕組みは合理的でない。

●求める人物像がコミュニケーション力など曖昧で客観性に欠ける。

●みんな黒いスーツ、黒い髪型、お辞儀、挨拶をしてバカみたいだ。

●海外では長期のインターンシップが普及しており双方納得し合理的に就職している。

 

 どうでしょうか。このように言われれば、就活によって日本の若者が苦しめられているような印象を持ちますよね。

確かに現状の新卒採用の仕組みには改善点があります。学業圧迫や実質的な早期化は何とかすべきです。しかし良い点もある。そこは残すべきではないでしょうか。

私は、新卒採用が消滅すれば、さらにひどい格差社会がやってくると考えています。ゆえに新卒採用をアップデートし進化させ、残していくべきなのです。

それを理解してもらうために次回、クイズをしてみましょう。

 

■次回予告■失業率クイズ

下記の国の若者(15〜24歳)の失業率はそれぞれ何%でしょうか?

ドイツ、米国、英国、フランス、イタリア、スペイン、ギリシア、日本

 

では、お楽しみに。

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