やりたいことは不明でよい。ただ「誰と働くか?」「尊敬できる社員がいる会社で働きたい」などの仕事選びの基準が明確であるべし、という話を前回しました。
「でも福島さん、私はやりたいことを見つけたいです。何か方法はありませんか?」
こんな疑問を持つ人もいるでしょう。そこで今回はやりたいことの見つけ方についてアドバイスします。
方法①業界地図をチェック
複数の出版社から出されている業界地図という書籍がありますね。見開き2ページで1業界を説明しており、1冊で100以上の業界の客観的な現状が把握できます。
パラパラ見ていけば、食品メーカーなど、あなたもよくご存知のBtoC(消費者向け)の業界もありますが、普段目にしないBtoB(企業など法人向け)の業界がたくさんあることに気づくはず。自動車部品や電子部品、工作機械などの業界です。
大手食品メーカーなどは人気があり就活では100倍を超える倍率となります。しかしBtoB企業の中には規模が大きく業績が良いにも関わらず、倍率の低い優良企業が多数存在するのです。
方法②気になった業界の職場訪問をする
本サービスを活用して、いくつかのBtoB企業の職場訪問をしてみましょう。
「この会社の営業職は〜〜な仕事をしているんだ。意外な発見だな」
「企画の仕事はやりがいもあるが、想像以上にシビアな仕事なんだな」
社会人から話を聞けば、このような気づきがあり、徐々に自分なりのやりたいことや夢が見つかるでしょう。
「業界地図チェック→職場訪問」を私がおすすめする理由は「やりたいこと、夢に誤差が少ない」からです。
多くの学生の語るやりたいこと、夢は、イメージや印象だけで現実の裏付けがなく、勘違いしていることも少なくありません。ゆえに入社後にミスマッチが起きるのです。
しかし今回の方法なら、リアルに社会人から話を聞けるため、誤解や勘違いが格段に少なくなります。ぜひ取り組んでみましょう。